こんにちは、平井早紀です。

 

舞台「シーチキンサンライズ」。
本番まで約二週間となりました。

ほんとうにあっという間でびっくりしています。
出演が決まったとお話をいただいてから、台本をいただいてから、稽古が始まってから…

毎日が濃密で、思い出すとすごく昔のことのような感じもするのですが、
同時に時のスピードの速さが切なくて、少しだけ時間を止めてほしいくらいで。

結局のところ、毎日お芝居のことばかり考えているこの日々がとても楽しいのだと思います。

生まれてきてから、こんなに楽しい毎日は初めてかもしれません。

 

具体的な稽古の話は舞台が終わって6/10のイベントで話したいなと思っているので、まだ秘密にしておきます。

 

 

台本を何度も読み、稽古を重ね、共演者のみなさんと会話して芝居をして、
そうして重ねていく中でどんどん役が他人ではなくなっていく感覚があります。

 

私の役はとてもシンプルで、それゆえにどれだけ深くすることができるかが問われていると思います。

シンプルであるがゆえに、ひとつでもボタンを掛け違えば全てを台無しにしてしまうかもしれない。

そんな背筋が寒くなるような感覚に時折負けてしまう自分の弱さが許せない。
でもそんな自分と闘える場所がある今の時間がほんとに愛おしい。ずっと闘っていたい。

 

作品のためにも、平井早紀という役者が、人間が、ちゃんとステップアップするためにも、今の時間を無駄にしたくないと、日々悔しさと闘っています。目を逸らさないように。逃げないように。

 

 

そしてこれは副産物的なものかもしれないのですが、今回の役で生きている時間、世界がとても愛おしく感じます。

稽古の日は数時間前に稽古場付近に行き、ひとり、芝居に向けて準備をしているのですが、すれ違う多分もう二度と会うことはない人たちが、なんともいえず愛おしい。

 

そんなことを綴る今も、小さなフードコートで満足げにたこ焼きののったトレーを持って歩く男性に、思わず微笑んでしまいました。

 

やっぱり最近の私はすこし変です。

でももともとそうだったのかもしれません。今の自分がすごく楽だから。

変、気持ち悪い、と思われるのが怖くていつの間にか隠してしまっていたものが、すこし増幅して溢れ出している気がします。

 

父にしか言われることのなかった、「早紀は楽天的で陽気やなぁ」は、私の本質だったのかもしれません。

 

 

きっと多くの人が知っている、生きづらそうな平井早紀も私の本質ではあるのですが、その裏にはこんなに陽気な私も存在していたのでした。

 

 

舞台が終わって役を離れたら、どんな平井早紀が待っているのか、少しこわいような気もします。

 

だけど今はただこんな自分と一緒に走っていきたいと思います。

4/25〜5/6。
もうすぐです。

 

 

平井早紀