こんにちは、平井早紀です。

 

また更新が空いてしまい、申し訳ありません。

ブログを書き始めるのに腰が重くなってしまうのは、きっと書き出すと長くなることを自分でわかっているからなのだと思います。

 

舞台一色だった9月から一転、10月はのんびり?過ごせたような気がします。

 

映画の撮影のお手伝いをしたり、

イベントの企画を練ったりこねたり、

写真の撮影があったり、

ずっと再会したいと思っていた人との再会も多くあった1ヶ月。

 

ひとつひとつ、嬉しい、悲しい、苦しい、悔しい、楽しい…いろんな感情とぶつかって、それが全部活きてきてくれるのがお芝居なのだと思うと、

自分の大切な人や物がすべて活きる仕事を選んだのかもしれないなと幸せな気持ちになります。

 

 

先日、「コーヒーが冷めないうちに」の映画と舞台を立て続けに観させていただきました。

 

今は一瞬で過去になってしまい、時間は絶対に戻らない。

1秒1秒今と別れながら生きていて、別れはいつもそばにいる。

それはつまり、1秒1秒今と出会っているということでもあって。

 

今は1つしかないから、新しい今と出会うためには愛しい今とお別れをしなくてはなりません。

 

何があっても死ぬまで、今と自分はそばにいる。

どれだけ過去が遠のいても、どれだけ大切な人と別れても、

今の中に、自分の中に、過去もあの人も、いるのだということ。

 

別れは苦しくて哀しい。

 

だけどコーヒーの魔法は柔らかな温もりが消えるまで。

湯気が見せる幻かもしれない。

その先は、記憶が、大切な時間に変えられていった自分自身が選んだ今に、出会うしかない。

 

コーヒーが冷めてしまっても、大切な手の温もりは憶えている。

 

 

大好きな詩、谷川俊太郎さんの「生きる」の最後は

 

あなたの手のぬくみ

いのちということ

 

私が生きているということが、私のいのちが、”あなたの手のぬくみ”なのです。

そして、”あなたの手のぬくみ”がまた、私のいのちでもあるのです。

 

 

そんなことをぼんやりと考える時間はとても秋めいていて、

平成最後とみんなが言うこの秋ともまた別れていくけれど、

きっといつまでも私の今の中に生き続ける秋なのだと思います。

 

 

思いつくままの文章でしたが…。

ではまた。

 

平井早紀